【NO09】地盤改良工事における窯場穴に関する事実確認の記録(原文掲載)
2026年1月28日(水)
本記事では、地盤改良工事後に確認された
「図面に記載のない箇所」について、
第三者インスペクターからの指摘を起点として行われた、
施主と施工会社との事実確認のやり取りを、
時系列および時間ログに基づいて整理・記録しています。
1. 記録の前提(最重要)
本記事は、施工内容を評価・批評することを目的としたものではありません。
施主として内容を正しく理解し、
後から事実関係を説明できるよう記録として残すこと
を目的としています。
※本件は、第三者インスペクターを依頼するに至った経緯を前提としています。
2. 本件の概要(読み手向け解説)
第三者インスペクターによる地盤改良杭の現地確認において、
図面には記載のない箇所が確認されました。
これを受け、
当該箇所が何であるのか、
構造的な影響があるものかどうかについて、
施工会社へ事実確認を行いました。
以下は、その確認過程を
日時・時間ログに基づいて整理した記録です。
3. 時系列の整理(時間ログ)
- 3-① 1月26日(月)17:25 第三者インスペクターより現地確認結果の報告
- 3-② 1月26日(月)22:58 施主より施工会社へ事実確認メール送付
- 3-③ 1月27日(火)18:23 施工会社より初回回答を受領
- 3-④ 1月27日(火)20:34 施主より理解内容の整理および追加確認を送付
- 3-⑤ 1月27日(火)23:25 施工会社より追加回答を受領
- 3-⑥ 1月28日(水)08:35 施主より理解内容の再整理および最終確認を送付
- 3-⑦ 1月28日(水)18:17 施工会社より最終回答を受領
4. 時系列に沿った質問・回答の記録(原文)
※以下は、施主からの質問および施工会社からの回答について、
実際の送受信時刻に基づき、時系列順に整理したものです。
内容はすべて、受領・送付した文面を原文のまま掲載しています。
3-②|1月26日(月)22:58
施主からの質問(原文)
本日、第三者インスペクターによる 地盤改良杭の現地確認が行われました。 その結果、 予定箇所および杭天端の高さについては 問題ないとの確認でしたが、 図面には記載のない箇所に杭が1か所確認された との報告を受けております。 本メールには、 ・該当箇所が分かる位置図 ・当該杭の現地写真 のみを添付しております。 なお、本日午前中の確認後、 17時30分には第三者より資料が整理され、送付されております。 こちらとしても事実関係を早急に把握したく、 ・当該杭の施工理由 ・設計・図面上の位置づけ ・図面変更等の有無 について、事実確認をお願いいたします。 なお、写真付きの詳細資料一式も手元にございますので、 必要でしたら改めて共有いたします。
3-③|1月27日(火)18:23
施工会社からの回答(原文)
杭ではなく、重機配管及びプラント内の洗浄水用の窯場穴となります。 改良工事はプラント車と重機をホースで繋ぎ工事を行いますが、施工完了時どうしても 配管内にセメントミルクが残ってしまします。 配管を切り離ししないと退場できない為、工事完了時に配管を切り離しますが、配管内 洗浄しないと、配管切り離し時に現場の地表面にセメントミルクが漏れ落ち現場内を汚 してしまします。その為、現場内に窯場穴を開け、セメントミルク及び洗浄水が地表面 に出ない用にして配管内の洗浄を行います。 洗浄後は洗浄水が穴の中に残ります。土が膿まぬようすぐには埋めず基礎工事時に穴を 埋めるようにしております。![]()
施工会社提供写真|地盤改良工事後の現地状況(窯場穴の位置を示す)
写真添付いたします。 ①重機とプラントをつなぐ配管 ②柱状改良施工用重機 ③セメントミルク生成用プラント車 ③のプラント車にて、セメントミルクを作り、①の配管を通り②の重機で改良体を生成 します。
3-④|1月27日(火)20:34
施主からの質問(理解内容の整理・原文)
先ほどご説明いただいた内容につきまして、 私自身の理解として、下記のとおり整理いたしました。 当該箇所は改良体(杭)ではなく、 配管洗浄時の洗浄水を受けるための一時的な窯場穴であること 洗浄水は薄いセメントミルクであり、 構造的な役割を持つものではないこと 当該箇所は、基礎工事において必ず掘削が行われる位置であるため、 施工上の合理性から当該位置が選定されたこと 基礎工事時に当該箇所は一度掘り返され、 その後、山土等による埋め戻しおよび転圧が行われること 以上の理解で相違ないか、ご確認をお願いいたします。 万一、私の理解に誤りや補足すべき点がございましたら、 事実関係としてご訂正いただけますと幸いです。 (以下略・原文のまま)
3-⑤|1月27日(火)23:25
施工会社からの回答(原文)
窯場穴は通常掘削は行わず基礎工事の際に埋戻し転圧のみの工事となります。 ご要望がありましたら掘削も対応を検討いたしますので ご確認お願いいたします。 工事の際の写真記録、説明の共有もさせていただきます。
3-⑥|1月28日(水)08:35
施主からの質問(最終確認・原文)
ご説明ありがとうございます。 いただいたご回答を踏まえ、 現時点での私自身の理解を下記のとおり整理いたしました。 ・当該窯場穴に残存するものは、 柱状改良工事に使用したセメントミルクの洗浄水由来であり、 鉄骨・鉄筋等の構造材や、 将来的に地盤内で空洞化を生じさせる性質の材料ではないこと ・そのため、構造的な改良体として扱うものではなく、 地盤支持力や基礎構造に影響を与えるものではないとの判断から、 通常は掘削を行わず、埋め戻しおよび転圧のみで問題ない という施工判断であること 以上の理解で相違ないか、 念のためご確認をお願いいたします。 本件につきましては、 事実関係および施工内容を後から説明できるよう、 記録として残しておくことを目的としております。 その一環として、工事の経過を ブログにて時系列で記録しておりますため、 認識に相違が生じないよう、 繰り返し確認をさせていただいており、 何度もお伺いする形となり失礼いたします。 ご説明どおりの対応で差し支えないと確認できましたら、 基礎工事時の 写真記録および工程説明の共有を お願いできればと考えております。 なお、1月27日23時25分に受信した貴社メールにつきましては、 インスペクターへ情報共有を行いました。
3-⑦|1月28日(水)18:17
施工会社からの最終回答(原文)
・当該窯場穴に残存するものは、 柱状改良工事に使用したセメントミルクの洗浄水由来であり、 鉄骨・鉄筋等の構造材や、 将来的に地盤内で空洞化を生じさせる性質の材料ではないこと ・そのため、構造的な改良体として扱うものではなく、 地盤支持力や基礎構造に影響を与えるものではないとの判断から、 通常は掘削を行わず、埋め戻しおよび転圧のみで問題ない という施工判断であること その解釈で間違いありません。 基礎工事時の写真記録および工程説明の共有もさせていただきます。
6. 本記事の位置づけ
本記事は、
確認・説明・合意に至るまでの事実関係の整理を目的とした記録です。
今後、
基礎工事時に実際に行われる
埋め戻し・転圧・写真記録等については、
実施工時点での事実として、
別記事にて整理します。
7. コンプライアンスおよび掲載方針
本記事に掲載している内容は、
事前に「ブログに事実としてそのまま掲載する前提」で
確認を行ったものです。
掲載にあたっては、
個人名・法人名を記載せず、
推測・評価・憶測を含めていません。
写真を掲載する場合は、
敷地外から撮影したもののみを使用しています。
今回使用した写真は施工会社より提供されたものであり、
人物が写り込んでいた箇所については、
プライバシー保護の観点からぼかし処理を行っています。
補足|当日の外部環境(公式情報)
2026年1月30日(金)早朝の公式情報として、
JR東海の東海道新幹線運行情報において、
名古屋〜京都間で雪の影響により、速度を落として運転している
旨が発表されていました。
本補足は、当日の気象・周辺環境を把握するための背景情報として、
公式に確認できた交通インフラの運行情報を事実として整理・記録するものです。
建築判断や施工内容の是非を示すものではありません。


