8月9日から「ちょっと鍼灸のお話」を書いていました
8月9日の「鍼灸の日」をきっかけに始めた「ちょっと鍼灸のお話」。せっかくなので、お盆にかけて少しずつ続けて書いてみようと思い、第5弾まで公開しました。
最初は「鍼灸の日って、そもそもいつなんだろう?」というところから始まったのですが、調べているうちに、「鍼ってどのくらい細いの?」「病院で使う注射針とはどのくらい違うの?」「鍼灸の鍼は注射針の中に入るの?」「鍼を入れて使う、この管って何?」と、次から次へと気になることが増えてしまいました。
自分でもあとから「どこまで書いたんだった?」となりそうなので、ここで一度、第1弾から第5弾までまとめておきたいと思います。

「ちょっと鍼灸のお話」第1弾~第5弾
第1弾|8月9日公開
鍼灸の日はいつ?8月9日と4月9日を調べてみました
「鍼灸の日って8月9日?それとも4月9日?」というところから、まず調べてみました。
第2弾|8月11日公開
鍼灸の鍼はどのくらい細い?0番・3番など鍼の太さを調べてみました
普段使っている鍼の「0番」「3番」などは、実際にはどのくらいの太さなのかを調べました。
第3弾|8月12日公開
病院で使う注射針って?採血・点滴・筋肉注射・自己注射を調べてみました
今度は病院で使われる注射針へ。採血、点滴、筋肉注射、妊活などで使う自己注射の針について調べてみました。
第4弾|8月13日公開
鍼灸の鍼は注射針の管に入る?
鍼灸の鍼と注射針の太さを調べていたら、「では、鍼灸の鍼は注射針の中に入るの?」と気になってしまいました。
第5弾|8月14日公開
「先生、鍼が落ちてますよ!」鍼管と管鍼法の歴史
患者様から言われた「先生、鍼が落ちてますよ!」をきっかけに、鍼を入れて使う「鍼管」と、日本で広まった管鍼法について調べました。
本当は、お盆中にもう少し書く予定でした
ここまでは8月9日から、第1弾~第5弾まで続けて書いてきました。本当は、お盆の間にもう少し先まで書こうと思っていました。
次に書きたいと思っているのが、
- 第6弾予定|「チャングムの誓いに出てくる鍼って?」
- 第7弾予定|「中国鍼って、そもそも何?」
です。
ところが、実際に調べ始めてみたら、「えー、これ、そんな簡単に書ける話じゃなかったー」となっています。
確認したい資料も思っていた以上に多く、調べれば調べるほど、さらに気になることが出てきました。せっかく書くなら、「たぶんこうだったと思います」ではなく、できるだけ元の資料まで確認してから書きたいと思っています。
そのため、第6弾からは少しお時間をいただくことになりそうです。
「チャングムの鍼」を調べていたら、話はさらに別の方向へ
第6弾では、韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」に出てくる鍼について調べています。
ドラマを見ていて、「この鍼、今日本でよく使っている鍼とはずいぶん違うけれど、そもそも何なんだろう?」と気になったのが始まりです。
そこから昔の鍼、中国の鍼、日本で使われている鍼などを調べていくことになりました。
ところが、資料や研究を読んでいると、数字が出てきたときに、今度は「この数字は、どんな人たちを調べて出した数字なんだろう?」ということまで気になってきました。
実際に調べた人たちはどんな人たちなのか。そのデータは、どんな集団を表していると考えられるのか。改めて「母集団って何だろう?」ということまで考えるようになりました。
そして、WHOの「精液検査の基準値」まで気になってきました
ここで思い出したのが、2026年6月3日にオンデマンドで受講した、第25回日本不妊カウンセリング学会学術集会、岡田弘先生の特別講演「男性不妊史」です。参考:第25回日本不妊カウンセリング学会学術集会|プログラム
この講演を聞いたとき、私自身、数字を見るときには数字だけではなく、「どんな人たちのデータなのか」を見ることが大切なんだと、母集団について改めて考えるきっかけになりました。最近受講した勉強会の中でも、私にとってかなり印象に残った内容でした。
そこで、「あー、そういえばWHOの精液検査で使われる数値も、そもそも誰のデータなんだろう?」と、もう一度気になりました。
WHOの精液検査の数字って、そもそも誰のデータ?
妊活中の方でしたら、精液検査を受けたときに「WHOの基準値では……」という説明を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
でも、一般に「WHOの基準値」と呼ばれている数字は、単純に「これ以上なら妊娠できる」「これ以下なら妊娠できない」と分ける境界線という意味ではありません。そこも含めて、私はもう一度きちんと調べてみたいと思いました。
どんな男性のデータをもとにしているのか。どのくらいの人数なのか。以前と現在では、どのように考え方が変わってきたのか。
数字だけを見るのではなく、その数字がどこから出てきたのかまで知ってから見ると、また見え方が変わるのではないかと思っています。
参考:WHO|Laboratory manual for the examination and processing of human semen, 6th ed
鍼の話を調べていたはずなのに、気づけばWHOの精液検査の話まで調べています。
妊活中の方にも、ぜひ読んでいただきたい内容になりそうです
このWHOの精液検査の話は、私自身ももう一度きちんと整理して理解したいと思っています。
そして、妊活中の患者様にとっても、「精液検査の数字って、どう見たらいいんだろう?」と考えるときの一つの材料になる内容ではないかと思っています。
ただ、調べ始めてみると、これも思っていた以上に簡単な話ではありませんでした。WHOの資料や元になった研究も確認しながら、どのような人たちのデータをもとに数字が作られてきたのか、以前と現在では何が違うのかなど、もう少しきちんと整理してから書きたいと思います。
妊活・不妊治療中の方で、当院の妊活鍼灸について知りたい方は、妊活・不妊鍼灸(不妊症・不育症)のページもご覧ください。
WHOの精液検査については、もう少しお待ちください。私も調べながら、「えー、そういうことだったの?」となっているところです。
ひとまず、お盆の連載は第5弾まで
お盆中にもう少し先まで書きたかったのですが、調べものが思っていた以上に増えてしまいました。ですので、ひとまず今回の「ちょっと鍼灸のお話」は第5弾までで一区切りにします。
でも、まだ終わりではありません。第6弾予定の「チャングムの誓いに出てくる鍼って?」、第7弾予定の「中国鍼って、そもそも何?」と、ひとまず第7弾くらいまで書きたいと思っています。
少し間があくかもしれませんが、また続きを書いていきます。ちょっと調べ始めたら、思っていた以上に深いところまで来てしまいました。
そして、妊活中の方にもぜひ読んでいただきたい、「WHOの精液検査の数字って、そもそも誰のデータ?」という疑問についても、もう少し調べてからご紹介したいと思っています。
少しお時間をいただきますが、また続きを書きます。私自身も、続きが気になっています。

